<小沢元代表公判>26日判決 元秘書との「共謀」が焦点

個人的には有罪にして議員辞職させたいものですが。
自民党時代から政局を引っかき回しているだけの小沢一郎議員。
気に食わないと離党しては新党をつくりまた与党になる。
金と力があるだけに始末に負えないジャイアンみたいな存在。

資金管理団体陸山会」の土地購入を巡って、
政治資金規正法違反(虚偽記載)で強制起訴された、
民主党元代表小沢一郎被告に対する判決が、
26日午前10時、東京地裁で言い渡される。
そう、明日のGW前の判決だ。
政界の実力者が検察審査会の議決という、
いわゆる「市民の判断」で起訴された異例の公判が明日の判決で、
一つの区切りを迎えるが、その判決内容は、
政界に大きな影響を与えるであろう。
また、審査会制度のあり方を一考させる可能性も含んでいる。

最大の争点であるが、当時の陸山会事務担当者で、
衆院議員の石川知裕被告ら元秘書たちとの「共謀」の有無である。
石川議員やその後任の事務担当者の元秘書の池田光智被告は、
04年10月の陸山会による土地購入、
また、元代表から提供された4億円を、
同年の政治資金収支報告書に記載しなかったとの認定で、
1審で有罪判決を受けている。
虚偽記載については、小沢元代表に対する「報告」や、
小沢元代表の「了承」があったかどうかが、
判決の行方を左右することになる。

検察官役の指定弁護士は、
「石川議員は4億円が公にならないよう収支報告書にうそを記載し、
元代表は報告を受け了承した」との主張で、禁錮3年を求刑している。

指定弁護士の主張の根拠は主に2点挙げられる。
1点は、4億円を隠すため石川議員が「偽装工作」を行い、
それが土地購入と同時期に手続きした同額の銀行融資の書類に、
元代表自身の署名・押印があることなど複数の状況証拠である。
そしてもう1点は、証拠採用された池田元秘書の供述調書である。
「05年分報告書に04年の土地購入を計上したと説明すると、
『ああ、そうか』と了解した」との記載があるのである。

しかし、小沢元代表と石川議員らは共謀を全否定している。
小沢元代表の関与を認めた石川議員の供述調書は、地裁が今年2月、
「違法な取り調べがあった」として証拠採用を却下している。
弁護側は、「小沢元代表は報告を受けておらず了承もしていない」
として無罪を主張。
また、政治資金規正法政治団体の代表者ではなく、
会計責任者の責任を重く見るために、
違法行為を立証するハードルは極めて高いといわれている。

一方、公判においては、東京第5検察審査会が小沢元代表を、
「起訴すべきだ」と議決した根拠の一つである、
石川議員に対する聴取状況をまとめた田代政弘検事作成の捜査報告書に、
実際にはなかったとされるやりとりが含まれていた問題も判明。
弁護側は、
「検察は意図的に検察審に誤った判断をさせ、
公訴は棄却されるべきだ」とも訴えている。

どちらに転ぶかわからないこの裁判であるが、
司法は正義を貫いて欲しいし、小沢一郎も無罪判決が出ようとも、
それは免罪符とはならない。
これだけ国を騒がせ国民を惑わせた彼は、
老醜を晒してまでも政治家で有り続けるのか。
きっぱりと引退していただきたいと思うのは私だけではないでしょう。