<福島第1事故>放出の放射性物質は90万テラベクレル

枝野さん、話が違いすぎやしませんか?
原発事故当時、
「健康に直ちに影響を及ぼすものではない」と言ってませんでした?
それとも東電のせいだとおっしゃるのですか?
情報収集も正確にできないのなら、早く政権から降りてください。

東京電力は24日、福島第1原発事故で放出された放射性物質の総量は、
推定約90万テラベクレル(テラは1兆倍)と発表した。
東電が総放出量を公表するのは初めて。
2、3号機からの放出が約4割ずつと大半を占め、
福島県飯舘村など北西方向に汚染が広がった昨年3月15〜16日の2日間で、
全体の約3分の1の34万テラベクレルが放出されたとしている。

この数値は、スピーディーではわからなかったのか?疑問が残る。
政府はスピーディーのデーターを隠蔽した。
現在、菅直人前総理主導で隠蔽が行われたということらしいが、
大学や民間の研究所などの調査が進む中で隠しきれないと、
東電自ら発表したものと思われる。 

事故直後の3月12〜31日に原発周辺で計測された大気、土壌、
海水中の放射性物質濃度から総放出量を逆算。
格納容器の圧力変化や建屋爆発、
格納容器内の気体を逃がすベント(排気)などの時刻と突き合わせて、
どの原子炉からいつ、どれだけの放出があったかを推定した。
逆算のもとになっている数値は3月12日〜31日のもの。
つまり発表まで軽く1年を超えているのである。
東電はほとぼりが冷めたと思ったのか、
政府は増税で目を逸らせると思ったのか、いずれにしてもバカにした話だ。

解析によると、2号機の圧力抑制室の圧力が急低下した15日、
2号機から16万テラベクレルが放出。
14日に水素爆発を起こした3号機の原子炉建屋から、
大量の白煙が上った16日には3号機から18万テラベクレルが放出された。
これらの数値は東電及び原子力安全委員会で算出はそう難しくなかったろう。
とにかくあの時は住民避難もあって迅速に情報を開示すべき時であった。
ディスクロージャーの意識が欠落した菅直人の自己愛は、
多くの福島県民を健康被害に追いやったのは間違いない。

建屋爆発時の放出は5000テラベクレル、
ベント時は1400テラベクレルに過ぎず、
大半は格納容器の損傷部分からその後長期間にわたって、
放出されたと考えられるという。
総放出量は86年のチェルノブイリ原発事故の17%だったという。 
ベントに関して言えば菅直人前総理が視察強行したために、
ベントのタイミングが狂い陸地に放射能が降り注いだ。
しかもそれは偶発的なものではなく、
スピーディーのデータ隠蔽からのものである。
個人的には菅直人前総理は被爆者の数だけ過失傷害を行なったと同様だ。

総放出量をめぐっては、経済産業省原子力安全・保安院が昨年6月、
77万テラベクレルとの推計値を公表。
今年2月には解析条件を変えて推計した48万テラベクレルの推計値も示した。
内閣府原子力安全委員会は昨年8月に57万テラベクレルと推定している。
この発表された数値も一目見て誤魔化し以外の何物でもない。
大体このような災害では最悪の数値を想定して発表するものである。
解析方法も最悪この数字になるという方法で発表するのが筋で、
国民が「どうせわからないだろう」と義数値を発表するのは許されない。
何故なら、「プルトニウムを食べても安全」などという戯けたことを言った、
東大の御用教授のような学者ばかりではないのである。
自らの地位を守るのではなく国民のために情報を提供続ける、
原子力学者もいるのである。
なので観念したのであろう、今回の数値を発表したのではないか。