三笠宮家の寛仁さまの通夜、皇族方ら冥福祈る

先日、庶民派で親しまれた三笠宮寛仁様が亡くなられました。
皇室を巡ってはあまりに失礼極まる記事を書いている週刊誌に、
多くの方が怒りを持っていらっしゃると思います。
そしてそのような中、我々庶民に気さくに接してくださった、
三笠宮寛仁さまが亡くなられいたたまれない気持ちです。

三笠宮家の寛仁さまの通夜が12日、
東京・元赤坂の赤坂御用地内にあるお住まいで営まれ、
皇太子ご夫妻はじめ皇族方が出席されたほか、親族や親交のあった人々、
各界代表者らが参列した。
生前より簡素に葬儀を済ませるようおっしゃっていたということで、
このような形になったのだろう。
ただ親族や親交のあった方々は参列されており、
三笠宮寛仁さまの人柄がうかがえる。

お住まいでは、この日午後2時から、寛仁さまの柩を、
寝室から1階の一番大きな広間に移して葬儀まで安置する、
「正寝移柩(せいしんいきゅう)の儀」が行われた。
柩の前には天皇陛下から届けられた、常饌(じょうせん)と呼ばれるご飯、
みそ汁、煮物などの料理が並べられた。
皇室による葬儀の際の儀礼なのであろうが見てもわかるとおり、
簡素な感じがする。
我々と比較してさぞや煌びやかな葬儀と思っている方も多いのだろうが、
皇室とは実際は常に国のことを憂い国民の幸を祈っているのである。

通夜は、午後6時から30分刻みで営まれ、1回目には衆参両院議長、
閣僚らが参列した。
皇太子ご夫妻は柩に一礼し、
寛仁さまの長女で喪主の彬子(あきこ)さまと並んで最前列の席に座られた。
室内の大きな照明が落とされると、全員が約20分、
寛仁さまの人柄をしのび、冥福を祈った。
庶民派、ヒゲの三笠宮寛仁様のご冥福を心からお祈りすると共に、
皇室の皆様の健康と繁栄をお祈りしたい。
また、日本の象徴である天皇陛下をはじめ皇室の方々を、
汚らしいゴシップ記事にする醜悪な週刊誌には猛省を求めるものである。