<大飯原発>3号機がフル稼働…9日午前1時

まともな安全確認もないまま大飯原発は稼働を始めた。
あってもなおあれだけの被害を出した福島原発にはあった免震棟もない。
真下には活断層が確認されている。
福島は自身ではなく津波のダメージであれだけの被害を出し、
また現在も出し続けている。
活断層からの直下型地震が来ればいったいどうなってしまうのか。

関西電力大飯原発3号機(福井県おおい町、118万キロワット)が、
9日午前1時、原子炉の出力が100%となるフル稼働になった。
原発がフル稼働し、安定的な供給体制が整うのは、
北海道電力泊原発3号機の運転が5月に停止して以来、約2カ月ぶり。
大飯3号機は5日朝に発電と送電を開始し、段階的に出力を高めていた。
原発が動くということにどんなメリットがあるのか。
これは第一にして最大のメリットは電力会社の会計上の問題である。
稼働していれば施設も・燃料も資産計上できるが、
稼働してない場合すべて損金感情となる。
よって2〜3年で電力会社は破綻するということになる。
今回の再稼働について大きな役割を果たしたのは枝野経産大臣である。
策士、曲者と言われるこの弁護士議員は危険人物と囁かれてはいたが。

政府や関電は今月2日から、
管内の企業や家庭に対して10年夏比15%以上の節電を要請しているが、
大飯3号機がフル稼働となったため10日から同10%以上に引き下げる。
需給が厳しい関電への電力融通を想定して同5%の節電目標を掲げた、
中部電力北陸電力は同4%に、中国電力は同3%に引き下げる。
この節電の数字は、完全に作られたもので我々一般人に、
恐怖心を与えるだけのものである。
実際大飯が動かなくても火力発電で十分電力はまかなえる試算が出ているし、
今夏の節電引き下げは「原発のおかげ」なるものをすり込むためであろう。
要するに電力会社などのインフラ会社は、金でしか動かない。
第一に福島はまだ危機的状況が続いているじゃないか。
福島を放置したままなぜ危険と言われる原発を動かすのか?
大飯町長が取締役を務める原発プランと会社は弟が社長である。
原発が止まっている間金策は苦しかったというが、
年間4億円もの受注高である。政治ー企業ー金の構図は崩れない。