<京都・亀岡暴走>無免許運転の厳罰化を 遺族が法相と面会

最近一方的に運転手の悪意から発生する悲惨な交通事故が多いが、
我々市民の手でなんとかするとかは出来ない。
せめてもの国に対する要望だろう。
自動車会社に要望するのは快適なシートだけでなく、
違反車は動かないシステム(免許認識・酒気測定)などがあればいいのだが、
コスト面で作られることはないだろうと思う。
やはり法整備にて対応するのが一番だろう。

京都府亀岡市で今年4月に集団登校の列に、
無免許運転の車が突っ込んだ事故で、
被害者の遺族と家族ら約20人が20日、法務省滝実法相と面会し、
無免許運転の厳罰化に向けた法改正などを求める要望書を手渡した。
滝法相は「法務省としてこれまでも検討してきた。
今後のために、みなさんのご意見を聞かせていただきたい」と話した。
法務大臣に面会し要望書を出すのが本当にいいのかわからないが、
何も行動しないよりはこうしてメディアにも訴えられるのでいいとは思う。
しかし、実際的には立法府としての国会が決めるものであり、
より多くの国会議員を動かすほうがいいとは思う。
滝法相の対応の言葉も決まり言葉が並んでいるだけで、
本当に検討されるのか不安である。時間の経過は忘却を呼ぶ。

面会には、昨年10月に名古屋市無免許運転での飲酒ひき逃げ事故で、
19歳の息子を亡くした真野哲さん夫妻も加わった。
要望書は「一度も免許を取得したことがないのに、
『運転技能を有している』と判断され、
危険運転致死傷罪が適用されないことは理解できない。
無免許で運転すること自体が『悪質な故意』にあたる」とし、
同罪の構成要件に無免許運転を加えることや、
道交法の無免許運転の厳罰化を求めている。
無免許で飲酒運転し事故を起こして被害者を死亡させた事件が、
危険運転致死傷罪が適用されないのは法の趣旨からしておかしいだろう。
検察が起訴したのであるが何かこの罪名での、
起訴をしなかった特別な理由があるのだろうか。
ただし事実を見る限り特段の罪名を緩める理由はないように思える。
一つには警察での取り調べでの事実認定の誤認、
もう1点は何らかの事情での情状酌量であるのだが、
「無免許」「飲酒」とくれば車は凶器と化す。
最も重い量刑を課して欲しいものだ。

事故は、無免許運転の少年(18)
=自動車運転過失致死傷などの罪で公判中=
が長時間のドライブの末に居眠りしたのが原因とされる。
被害者家族らは危険運転致死傷罪の適用を求めて署名活動し、
約25万人分が集まったという。
午後は松原仁国家公安委員長にも面会する。
少年だけに反省の念を示せば減刑される恐れもある。
最近思うのだが見せかけの反省の態度に騙されて、
犯罪を繰り返されるケースも出ているように思う。
特に薬物関係もそうだが、この被告人は免許は取得できなくなるはず。
すると無免許で運転するという行為を繰り返すような気がする。
25万人の署名は重い。被害者遺族の独りよがりの要望ではなく、
多くの国民の要望が詰まったこの署名の意味を分かって欲しいと思う。